やる気スイッチ

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40も超え、深夜に帰るのでなかなかテレビを楽しむと言うことも無いが、数年前柄にも無くひとつのアニメをずっと見ていた。

毎週日曜の夕方を楽しみにしていたと言っていい。

「鋼の錬金術師 フルメタル・アルテミスト」である。



2人の幼い兄弟が、亡くなった母を甦らせようと錬金術の禁忌を犯し、身体を失い、それを取り戻そうとする旅の過程を描いている。

アニメと言え、64話構成で、番組編成で言えば4クールぶっとうしの大作で、大人の鑑賞に堪える物語であった。

1年以上に渡る放送で何度か涙も流した。



その最終話、彼らは父を失いながらも体を取り戻し、旅を終える。

そしてこんな言葉が物語を締めくくった。




痛みを伴わない教訓には意義がない。

人は何かの犠牲無しには、何も得る事は出来ないのだから…

しかし、其の痛みに耐え、乗り越えた時、人は何物にも負けない強靭な心を手に入れる…そう…鋼の様な心を・・





年を重ねた今だからこそ、響いた。




私は、今歯がゆい想いでいる。

会社の若いスタッフをどうしたものかと考えあぐねている。

チャンスをもらったのに、思った以上に大変でやりきれないと放置し、見かねた私が手を貸せば「じゃ、宜しくお願いします」的態度で、もう私の仕事じゃないから・・という思いでいるように見える。




10年間業界を渡り歩いてきた私から見れば、よちよち歩きの赤ん坊である。

が、本人はいっぱしのデザイナー気取りでいるように感じる。

その人物が、仮に他のショップに移ったら・・・断言できる。通用しない。



だが、水を飲みたがらないものの口を水に押し付けて飲まないのも真実。

怒って叱り、なだめて褒める。

だが、その境遇に胡坐をかき、それが当然と感じているように見える。



堪えて育てるべきにも思う。

水泳を教える親のように、外の世界に叩き込むべきかとも思う。

逡巡している。



私の身にも覚えのことであるし、私も育てられた。

しかし、一番の経験は、自分が通用しない実力だと思い知って、これではダメだと決意してからが本当に血肉になった技術と言っていい。



今の会社では生かせないかもしれないが、水に叩き込んでやることで本人の為とするべきか。

それとも、そのままおぼれるのを見捨てず、手を差し伸べるべきか。



痛みの無い教訓は意義が無い。

経験に勝る知識は無いのである。



だが、非常になりきれないわが身が恨めしい。



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