想像力

ここでは、「想像力」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
人間の持つ力の中で、もっとも重要なものは想像力であると思っている。

未来がどうこうと言う想像力ではない。

目の前の相手を読む想像力である。

なにも友人知人にかぎった話でも、思いやりだけの話でもない。




人間と他の哺乳類の大きな違いのひとつに、眼がある。

黒目・・瞳の大きさである。

近くに犬や猫がいるなら、彼らの瞳を見てみるといい。

正面から見える彼らの目は、ほとんどが黒い。

何故か。




なにを見ているのか、悟られないためである。

弱肉強食の世界では、何を見ているか、何に注意を払っているかを相手に知られることは、相手に先手を打たる事を意味する。

ゆえに彼らの瞳は黒一色で、何を見ているかを容易に悟らせない。




人はどうか、黒目が小さく、白目が大きい。

これはホモ・サピエンスの大きな特徴のひとつ。

なぜ我らの先祖は、目を変えたのか。

それは視線を相手にあえて見せることで、意思の疎通を図ったからだといわれている。




格闘技では、手や足の技のフェイントのほかに、目のフェイントがある。

例えば相手の足に視線を送り続ける。

相手は、足に的を絞られたと思う。

しかし、足に視線を送ったまま、相手の頭を狙い蹴りを放つ。

これは相手の意思の裏をかいているわけだ。




人は愛する人には相手の望む事を、憎い相手には最もされたくないことをする。

愛と格闘技は似ているとつくづく思う。




ただ我々は愛する人と憎む相手だけに囲まれて生きているわけではない。

ほとんどは名も知らず話す事無くすれ違うだけの存在である。

だが、人の持つ想像力は些細な所作に現れる。

濡れた傘の持ち方一つ、後ろを歩く人への意識、そんななにげない所作に、その人物の想像力が現れる。




想像力の無い人の行動と言うものには、美しさが無い。

そして何より確かな事がひとつ。

想像力のない人物は、想像力を持つ人物には決して勝利できない。

これはあらゆることで証明されている。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。