ネットは誰のものか

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本日はネットでの出来事を書こうと思う。

とあるグルメ情報サイトで事である。



そのサイトでは、ある店で食事した人間が、「ここは美味い」「ここは不味い」とその店についての感想を書く。

いわゆるクチコミである。

当然、優れたサービスを提供する店にはいいレビューが集まるし、美味くない店にはレビューが集まらず、書かれたとしても人を呼んでくるレビューとはならない。




さて、視点を変えよう。

そもそもそのグルメサイトは何のために運営されているのか?

もちろん個人運営ではない。企業運営である。

つまり利益目的である。

一義的には、広告収入の獲得であろう。

ハンバークの店を探している人には、ハンバーグが売れるかもしれないから・・。



だが大きなアクセスを持っているサイトでも、広告収入で安定した売り上げを持つのは難しいものだ。

ましてやレビューを集めるために、媒体に広告を打ち、人件費をかけて日々更新している。

店は価格競争をしつつ、顧客満足度をあげなくてはならない。

困難である。



この2つの事例を見たある人間が思いついた。

エンドユーザーである顧客から金を取れないのであれば、飲食店から取ればよい・・・・と。

店の食事を食べもせずに「美味しい」「安い」と書き込もう。

そしたら飲食店から金を取れる・・・と。



月に約10万で嘘のクチコミを書いていたそうである。

しかも・・40社近くが同じサービスを提供しているという。



このクチコミサービス会社は、グルメサイトのふんどしで丸儲けと言うわけである。

そしてなにより、エンドユーザーである顧客の利益を完全無視している。



このグルメサイトの運営会社は、かつて家電の価格調査を思いついた個人サイトが出発であった。

当時はネットは個人のもので、皆が思い思いのものを発信する場であった。

このブログも今年で7年目。

前身のウェブ日記を含めると、9年目になる。

その頃はウェブサイトを持つ会社のほうが少なかったし、個人運営のグルメサイトも数多くあった。





しかし10年がたち、ウェブは企業のものになった。少なくとも日本においては。

個人発信の時代だ!グローバル化だ!と言っても、街角を見れば一目でわかる。

スマートフォンに夢中になって歩いている。

なるほど、ツイッターにフェイスブック、ブログにSNS

情報発信かもしれない・・ある意味では。

しかし「ハンバーグなぅ」と言うのが、個人発信の情報化だろうか。

スマートフォンは、所詮受け取る側のツールなのである。

発信者やクリエイターのツールではない。

白痴のように目の前の画面の変化を、本能的に追っているに過ぎない。



本来、ネットでは「誰かが欲しがる情報」を発信するべきではない。

「自分が発信したい情報を発信すべき場」である。

金儲けの為に書く言葉と、自分を追及するための言葉では格段の差がある。

「俺は映画が好きだぁ」と映画を語る言葉こそ、映画ファンを打つのである。

「この映画がヒットしているそうです」では、心の琴線には触れないのだ。



好きなもの以外のサイトを運営すべきではない。

そこには「愛と熱」が決定的に欠けているからである。



セックスフレンドと恋人。

どちらにも行為は存在するかもしれないが、一方には愛がない。

愛のない言葉は絶対に人の心に届かない。

何故なら、己の存在を賭けないからだ。

つぶやきは届かない。存在を賭けての叫びこそ、言葉と思う。




人は必死になってこそ、人を振り向かせる事が出来る。

私はそう思う。


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