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李下に冠を正さず、渇しても盗泉の水は飲まず

ここでは、「李下に冠を正さず、渇しても盗泉の水は飲まず」 に関する記事を紹介しています。
忠臣蔵を見ている。

私は昭和の人間であるから、忠臣蔵が好きだし、涙なしにいられない。



さて、義とは何だろうか。

目上・年上を尊ぶことか、愛する者を守ることか。

近年、恋愛至上主義を装いつつ、銭勘定に忙しい人間が多いが、彼らは果たしてどうだろう。

愛してるよ・・とささやく相手に何事か起きた時、命を賭けるのだろうか。



そうだろうと思う人もいれば、そうではあるまいと思える人間も多い。

人間関係の本質は苦しい時、修羅場をくぐってこそ本質が見える。

「身を引く」などと言って、損な役回りを避ける人間も多く見た。

利用できなくなった途端、背を向ける人間も多い。

それではまるで梁上の君子ではないか。



義とは、良心である。

人は言葉で煙にまけても、己は欺けない。

李下に冠を正さず、渇しても盗泉の水は飲まず。

若い頃の自分はすぐ後ろで、今の自分を見つめている。