それを愛と呼ぶなら

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柳美里の「命」を読み終えた。

感銘を受けたが、胸をえぐるような痛みを覚える。

柳さんの自伝だが、不倫の果てに彼女から逃げ続ける男の子供を宿し、不安にさいなまれつつ出産しようとする。

彼女を見守るのは余命8ヶ月と言われた盟友の男性。

印象深い場面があった。

彼女が出産の痛みに苦しむ瞬間、彼女は妻と平安に寝ているだろう男を思い浮かべる。

私は感情過多の人間なので、映画で泣くことは多いが、本で泣くことは少ないのだが、今日は泣きながら読んだ。

私は男性だし、子供も産めないが、彼女の気持ちは・・・。

子供の父は彼女が子供を生んだ事によって、家庭が壊されると被害者のように感じ、月5万の養育費をしぶり、彼との交渉によって、彼女の家族と彼女自身の間にも軋轢を生む。




昨年、同僚にある言葉を言われた。

「君は好きな女性がなにを望んでいるかをわかってないんだよ、きっと」と言われた。

過去の恋愛の在り方、愛情のスタンスについて話していた時の事だった。

彼は不実な男で、妻がいながら仕事とうそをついて不倫相手と旅行に行く男だった。

美しい妻とかわいい子供二人を家において、女を抱きに旅に出る男。

「じゃあ、おまえの妻は、お前が家族をだまして女と遊ぶのを望んでいるのか?」と言い返した。



だが、彼は家庭を持ち、社会的には認められ、幸せを手にしている。


私はどうだろう。


仕事以外で口をきく事の無い生活。寂しくなると犬を抱きしめる生活。




私の義兄も同僚と同じだ。

アメリカから帰って数日愛人と過ごしてから、今日帰ってきた顔をして姉の元に返ってくる。

姉も気付いているはずだが、何も言わない。



相手のことなど・・相手の将来など考えず、刹那的に行動して、責任をとらず、それでも幸福を手にして微笑む男たち。

そんな夫に目をつぶり、日々の生活の為、子供の為と見ない振りをする女たち。



それを愛と呼ぶなら。

そんな愛なら・・そんな愛なら、俺はいらねぇよ。
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