5年。

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私は5年前、新宿区大久保に住んでいた。

アジア最大の歓楽街・歌舞伎町の表玄関が新宿なら、裏口が大久保である。

街は日本語以外の看板で埋まり、屋台からは嗅いだ事のない香りが漂い、
すれ違う人の多くが日本語以外の言葉を話していた。

夜遅くなれば、さらに顕著になり、家路に着くころには、
パトカーが走り回り、酔っ払いが行き倒れ、暗い路地には娼婦の立つ街だった。

明治通りぞいのマンションだったのだが、車がいなくなることは無く、
騒音がなくなることの無い街。

いわゆる不夜城である。

慣れっこになっていたはずなのに、あまりのパトカーなどのサイレンに表に出たことがあった。

街が騒然としていた。

韓国の人が多いので、ワールドカップの韓国戦の時もすごかったが、
そのときのようだった。

翌日、ニュースでその事件を知った。



「韓国人留学生、線路に落ちた日本人を救おうとして死亡」



誤解を恐れずに言うが、日本と韓国は近くて遠い国である。

歴史が軋轢を生んでいるし、私自身韓国が大好きとも言えない。

韓国人の友人もいるし、在日韓国人の友人もいる。

お互いの家で食事したり遊んだりもするが、
話題によってはお互いに掴み掛かる寸前になる時もあった。

だが、この時ばかりは考えてしまった。

確かに日本人を憎む韓国人は多い。

私も韓国人に対して、憎しみの感情を持つことがある。

しかし、この事件の犠牲者となり無くなった李秀賢さんのことを考える時、
やはり人と人、個人と個人の気持ちというものは変わらないと思わされた。

集団になると、気持ちが変わってしまう。

今後もそうだと思う。私自身も・・。

相互理解にあと数百年かかるとしても、その時に彼のことが両国間の交流の礎になれば、
彼の死の意味というものが、より明確なものになるだろうと思う。

改めて、ご冥福をお祈りする。

カムサハムニダ
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