さらば、古畑任三郎

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今宵は警部補古畑任三郎の最終シーズンとも言うべき3夜連続放送の最終夜。

最終回のゲストは松嶋奈々子。
最後の瞬間にかかっていた曲は「ラストダンスは私に・・」

完全犯罪を暴かれ、罪を受け入れた犯人に、
かつて捕まえた女流漫画家のその後の人生を話し、
「いつでも人は生まれ変われる」と肩を押す。

その女流漫画家とは、古畑任三郎第1回放送「死者からの伝言」で
中森明菜が演じた犯人・ちなみのことである。

思えば第1回放送は94年の4月だった。

早いものですでに2006年。

12年の時が流れた。

古畑といえば三谷幸喜の出世作であり、今泉君こと西村雅彦の出世作でもある。

放送開始当時、三谷は演劇界で注目を浴び、織田裕二主演のドラマなどを手がけていたが、
まだまだ知らないものの多い存在であり、ましてや彼の主催する東京サンシャインボーイズの面々は無名といってよかった。

彼らはこの作品で世に出ようと誓ったそうだ。

私が彼らを初めて目にしたのは、1992年頃の下北沢・本多劇場である。

今では名作中の名作と呼ばれる「ショウ マスト ゴー オン」の初演であった。

80年代から90年代初頭、演劇界、特に小劇団といわれる若者中心の劇団は、
今にして思えば綺羅星の如き様相だった。

第三舞台の鴻上尚史、スーパーエキセントリックシアターの三宅裕二、
夢の遊眠社の野田秀樹・・。
そして、東京サンシャインボーイズの三谷幸喜。

彼らの育てた俳優たちを目にしない日はない。

彼らは世に出て、脚光を浴びた。

当時、私は銀座で新聞配達をして得た少ない金をポケットにねじ込んでは、
スズナリ・本多劇場・シアタートップス・タイニイアリスなどの小屋に足を運び、
つかの間の夢を見ていた。

そのころの演劇ファンのバイブル「演劇ブック」は未だに捨てられずにしまっている。

彼らが成功し活躍するのを喜びつつも、劇場でいい味を出していたにもかかわらず、
今では目にすることもなく、普通の生活を送っているだろうと思われる役者に思いを馳せる。

彼らはどんな思いで、今夜の古畑を見ただろう。

下北沢・新宿・池袋の劇場で覇を競っていたかつてのライバル達をどう見ていることだろう。

ふと、そんなことを思った夜である。



それにしても・・・。




例の洗面器を頭に乗せた男の話は、いつ明かされるのだろうか・・。


やはり、桃井かおりが墓まで持っていってしまうのか・・。

それはまた「別のお話」である。
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