美学

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「義経」を見た。
今日は平家滅亡の壇ノ浦の戦い。
ドラマの中盤を締めくくる回だった。

よく言われることだが、日本人は死にたがると言う。

外国人に言わせれば、ハラキリ・フジヤマ・ゲイシャと言うから、
切腹も有名で知られているだろう。

明治天皇のあとを追い、殉死した乃木大将もいるし、
神風特別攻撃隊なども、外国人には理解不能だろう。

悲しいことだが、特攻隊のことを筑紫哲也の様に「自爆テロ」と言うものもいれば、
「麻薬を打たれたんだ」「鎖で縛り付けられてたに違いない」と言うものもいる。

そういう者にとって、命以上の価値観はないのだろうと思う。

悪いといっているわけではない。人それぞれだから・・。

佐賀の時にも書いたが、そういった価値観と言うものは一朝一夕に作られるものではないから・・。

個人の背景にある思想や文化などのバックボーンに由来するのだろう。

「死して虜囚の辱めを受けず」と言う言葉があるが、
これは明治の西南戦争の際に生まれた言葉。
葉隠の思想を生んだ九州男児の精神が影響しているのかもしれない。

太平洋の戦争中、中国軍が敗れると中国人の敗残兵は一般市民を殺し、
衣服を奪い、一般人に成りすまして逃亡したと言う。
死なないことが、彼らにとっては至上命題というわけだ。

どちらがいいとはいわないが、私としてはやはり日本人の気持ちに強く共感する。

恥を恐れ、恥知らずと言われるのを更に恐れ、
たとえ命を捨てようとも、名誉を守ろうとする。

義経からは、800年。
赤穂浪士から、300年。
土方歳三から、150年。
特攻隊から、60年。

これらの人々が語られ続け、人気を得ていると言うのは、
やはり我々に日本人としての美学が残っているからだろう。

筑紫哲弥には、理解できまい。


ハラキリが外国人に知られるきっかけになった事件がある。

日本にいた外国人公使を攘夷の為と斬殺した10人の武士がいた。
大目付は切腹を命じ、外国人公使も立会いを希望。
1人ずつ腹を切ることになった。

最初の一人目が、腹を一文字に切り、続いて縦にも切った。
いわゆる十文字型の切腹。
当時の通例であれば、刺した時点で介錯し、首を落とすのだが、
彼は介錯人を押しとどめ、自分の腹に手を突っ込み、
腸等のはらわたを自分の手で引きずり出すと、
ハラキリ見学していた外国人公使に飛び掛り、自分のはらわたを口に押し込んだと言う。

あまりの死の壮絶さに外国人は怖気を払い、残りの9人の切腹は取りやめ。
罪を減ぜられた。

これが外国に伝わり、日本人の恐ろしさとして記録される原因となった。

筑紫氏などに言わせれば、テロリストかもしれないが、
少なくとも自分の信念に命を賭けて、押し通したこの人物。

私はこういう人物が大好きだ。
損得を度外視するほど、魅力的で怖い人間はいない。
ちょっと羨ましい・・。
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